玄関の鍵の種類

鍵と錠

家に付いている鍵、正確には錠と言いますが、錠を動かすための鍵穴があり、鍵穴を回すために差し込むものを鍵と言います。
鍵・鍵穴がより複雑になればなるほど、防犯性が高くなるため、玄関にはこうした防犯性の高い鍵穴・鍵を使う必要があるのです。

防犯性の高い鍵

防犯性が高い鍵を代表する「ディンプルシリンダー・ディンプルキー」があります。鍵の表面にくぼみがいくつもあり、錠前の中にはくぼみにあうピンが内臓されています。
ピンの配列は縦横のT字型から、複雑になると縦横斜めの5列ピンなどもあり、専用の器具でピンひとつひとつを探るピッキングでは到底開ける事ができない構造となっています。

また、防犯性が高い鍵には「ロータリーディスクシリンダー」というものもあります。国内の鍵メーカー大手である美和ロックの技術で、鍵穴の構造がディンプルキー(ピンタイプ)とは異なります。
ロータリーディスクシリンダーにはピンでは無く金属版があり、金属板が揃う事でロッキングバーが落ち込み、シリンダーを回すことができるものです。通常の物であると、鍵がギザギザしているキザミキータイプになります。更にサイドタンブラーを組み込んだものは、表面にくぼみがあるものとなります。

防犯性の低い鍵

ディンプルシリンダー、ロータリーディスクシリンダーは現在の防犯性が高い鍵のなかでは主流の鍵となりますが、十数年前によく出回ったギザギザの鍵・鍵を入れる方向が決まっている鍵・ディスクシリンダーはピッキング対策がされておらず、ピッキングに大変弱い構造です。ピンシリンダーも同様、鍵の片側がギザギザしており、構造的には弱くなります。
もしお家の鍵が古い鍵の場合は、鍵を交換するようにしてください。空き巣はシリンダーを見ただけで簡単に開けられるものがわかるプロの為、鍵についてわからないことがあれば専門の鍵屋に相談することをオススメします。